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腎臓病は、どんどん悪くなると、慢性腎不全という病気になります。慢性腎不全には、少しの食事療法ですむような状態から
厳密な食事療法をしないといけない状態、 そして透析療法や腎移植を受けないと生きて行けない状態まであります。慢性腎不全という病気は、腎臓病を出発点にして下り
坂をどんどんころがり落ちて行くようなもの で、途中の踊り場で休憩するか、わき道を見つけないと終点に着くまで後戻りできません。何故ならば、腎臓の中で尿を作ったり、作られた尿を流す
通路が「線維」という本来の姿とは全く 違ったものに置き換わってしまっているからです。この線維は仮に取り除けたと
しても、もとの細胞に換えることは現代の医学をもってしても全く不可能です。 腎移植という腎臓を丸ごとそっくり取り換えるというところまでが精一杯なのです。病気が進むと疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、食べてもおいしくなかったり息切れがしたり、集中力がなくなったり、
イライラしたり、頭が痛くなったり、肩が凝ったりしてくるのです。 |
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