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                            |  勿論、シャンピニオンエキスの腎不全進行物質の抑制効果は、動物実験でも明らかになっています。麻布大学獣医学部小泉巖教授の 
                              お話を紹介しましょう。 先頃、先生のグループにより兎を使った実験で、シャンピニオン エキスが体内で動物性蛋白質から作られるインドールを消滅させる 
                              効果があることが学会誌で発表されました。 この実験では数十匹の兎に餌として動物性蛋白質のトリプトファ 
                              ンを与え、それだけを与えた群れとシャンピニオンエキスを一緒に 与えた群れとを比較して、体内で作られるインドールがどのように 
                              変化して行くかを化学的に調べました。 その結果、トリプトファンだけの群れは時間の経過とともにイン 
                              ドールが増加するが、シャンピニオンエキスを一緒に与えた群れは、 血液中のインドールが数時間で完全に消滅してしまうことが証明さ 
                              れたそうです。 トリプトファンは必須アミノ酸の一種で、肉・魚類などの食品から吸収される栄養素で、人間にとって不可欠な蛋白質です。 
                              ちなみに、牛肉100g中にはおよそ250mg、豚肉には19mgのトリプ トファンが含まれていると言われています。 
                              しかし、トリプトファンのすべてが栄養素として腸の中で吸収さ れればよいのですが、一部は大腸菌などによって分解されて便の中 
                              の悪臭源と言われているインドールなどに化してしまい色々な病気 を引き起こす原因にもなっているのです。 
                              従って、インドールなどの悪臭腐敗物質を取り去ることが内臓疾 患などの病気の予防や治療にもなるのです。 
                              なぜ、シャンピニオンエキスが血液中のインドールを消滅させてしまうのか、すべては明らかになっていませんが、おなかの中の悪 
                              臭をとる食品として、既にお茶やお菓子、健康食品などに数多く使 われており一般食品市場で手軽に手に入れることができます。今回 
                              の動物実験によってシャンピニオンエキスに腎不全の進行を抑制す る効果があることがわかったことは、病に苦しんでいる多くの患者 
                              さんにとって朗報であり大いに勇気づけられるでしよう。 |  |   
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                                  | 参考文献 椎貝達夫他.慢性腎不全(CRF)の進行に対するシャンピニオンエ
 キス(C)の効果.日本腎臓学会誌1999;41:637
 古泉巖他.シャンピニオンエキスの消臭効果と生体内インドール.
 トリプタミン生成抑制効果.日本公衆衛生雑誌1997;44:5-11
 川嶋朗他.マッシュルーム・エキスによる慢性腎不全進展抑制効果.
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